Wednesday, July 19, 2006

ゲイツの次の活動拠点は巨大財団


ここのところブログご無沙汰していました。

特に深い理由はなく、バタバタしていただけなのですが、いろいろご心配のメールもいただき、大変申し訳ありません。

なんと前回の更新は1カ月前!です。いかにさぼっていたのかと驚きです・・・

しかしこの期間、大変忙しかったのですが、その分、公私ともとても充実した日々を過ごしました。将来的にそれなりの成果が出てくるのではと期待しています。

さて今日の本題ですが、先週、「ビル・ゲイツが第2の人生を賭ける巨大財団の実態」という記事を書きました(ITproの記事ページ)。

米Microsoft会長兼チーフ・ソフトウエア・アーキテクトのBill Gatesはこの6月15日、2年後の7月をめどに同社の日常業務から退くと発表。事実上の引退宣言をしました。そのGatesがその後主な活動拠点とするのが、同氏が夫人とともに設立した財団「Bill & Melinda Gates Foundation」です(画像=財団のWebサイト/掲載写真はWarren Buffett氏との公開対談の模様)。

なんと、この財団の規模、あのロックフェラー財団のほぼ10倍で、資産残高は米国1位。世界では2位で、以前このブログでも触れたスウェーデン家具チェーンIKEAの財団に次ぐ規模です。しかし純粋な慈善財団ということでは Gates財団が世界一という見解もあるとのことです。

このGates財団の資産残高はなんと292億ドル(3兆円超)。そして、この6月終盤、Gatesに次ぐ世界第2位の富豪と言われる投資会社会長のWarren BuffettがこのGates財団に、将来にわたって約370億ドル(4兆円超)相当を寄付すると発表しました。これにより、Gates財団の毎年の助成金の額はなんとUNICEFが集める寄付金の年間総額とほぼ同じになります。

しかも、財団のこの資産は、株式運用という手法で毎年いっこうに減らないという仕組みになっています。まさにゆるぎない世界一の富を手にした男。コンピュータの世界を支配したGatesの次なる野望とは何なのでしょうか。政府を介さない、富の再配分システムの仕組みまで変えてしまいそうな、Gates財団。 ----- そんなことをレポートした記事です。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

ブログ前回更新後はこのほか、次ぎのような記事も書きました。こちらもご興味ありましたらご一読ください。是非!

■「米Amazon.comが食料品販売に進出,その狙いとは?」(ITproの記事ページ)。

Wednesday, June 14, 2006

You're Beautiful


久々の「今宵はこんな曲」です。最近気に入って聞いているものを2つご紹介します。

1つ目は、James Blunt(ジェイムス・ブラント)の「Back To Bedlam」というアルバム。この中の2曲目の「You're Beautiful」はなかなか渋いですね。よく聞いています。これ、トヨタ自動車の「Vitz」のCM(宮沢りえ/西島秀俊出演)で流れている曲でもあります。

James Bluntは、英国のアーティストで、何でも、デビューは2004年10月。2005年に英国最大のヒット・アルバムになったそうです。

もう1つは、Daniel Powter(ダニエル・パウター)。こちらはカナダ人。こちらもデビューアルバム。35歳の新人とのこと。これは3曲目の「Bad Day」がおすすめです。

最初にヒットしたのは欧州で2005年の春だったとのことです。邦題が「バッド・デイ~ついてない日の応援歌」という通り、ハスキーな高音がなんともせつないです。

ちょっと疲れた週半ばの夜、あるいは静かな日曜の夜などによいのではないでしょうか。

Sunday, June 11, 2006

Webの情報,どう整理してますか?


「Webの情報,どう整理してますか?---はてな,Googleなどの便利なブックマーク・サービス」(ITpro記事ページ

先週はこんな題名の記事を掲載しました。

ここ最近始まったばかりのWebのサービスも集めて紹介しています。これら,なかなかおもしろく,みなさんのWeb情報管理に役立つのではないかと思ってます(ここで紹介したものは今のところ全部無料です)。

実はこの記事,当初は気張っていて,Googleの製品戦略といった線でプロットを考えていたのですが,その後ぐっと肩の力を抜いて,ここ最近私が目にしいて試していた便利なサービスを紹介するという形に切り替えました。

このリラックス気分が奏効たのか,今,多くの方に読んでいただいているようで,ITproではヒットランキング2位。「はてなブックマーク」では現時点で275のブックマークと,私の記事では過去最高のブックマークをいただいております。大変ありがたく思っています。感謝ー(はてなブックマークのサイト)。


以下,今回紹介したサービスをまとめてみました。記事と併せて参考にしていただければと思います。
  • del.icio.us:海外で著名なソーシャル・ブックマーク・サービス
  • はてなブックマーク:国内最大手のソーシャル・ブックマーク・サービス
  • ニフティクリップ:ニフティも始めました。同じくソーシャル・ブックマーク・サービス
  • RBOOKMARK:"ソーシャル"でない自分専用のブックマーク・サービス。メモ機能が充実
  • あとで読む:自分のメール・ソフトで管理できるブックマーク・サービス
そして,(ここでドラムロール)・・Webアプリ真骨頂のGoogle
やはり,Google。結構便利です。みなさんも是非使ってみては! 利用にはGoogleのアカウントが必要です。持ってない方は私に言ってもらえればインビテーションお送りします。

Monday, May 29, 2006

グリコワンタッチカレー(復刻版)


「グリコ ワンタッチカレー(復刻版パッケージ)」というのをネットで発見しました。

黄色いカレーで,昔の給食のような味ということです。懐かしいですね。

なんでも,江崎グリコ曰く,「1960年(昭和35年)ころは、カレーといえばカレー粉の粉末か、包丁で削って使う大きなブロック状のルウが一般的。(中略)そんな中、そのまま鍋に入れても溶けるワンタッチカレーは、手軽さとおいしさで話題。大好評でした」(同社)とのこと。

グリコは当時,板チョコの型を利用してこのルウを製造していたとのことです。製菓会社ならではですね。でもそのおかげでカレーが家庭に一気に浸透することに・・。銀座の高級"ライスカレー"の時代からコモディティ化へのきっかけになった商品ということでしょうか。

「板チョコの型でカレールウ」というのもすごいですね。本田技研の四輪進出当時の「チェーン・ドライブの自動車」,といった感じでしょうか。自社の既存技術/資源をなんとか転用して新機軸を打ち出すーー。そんな企業フロンティア精神。大変勉強になります。

ちなみにこのワンタッチカレー,ネット販売で買えます(グリコのWebサイト)。

実は私,黄色いパッケージの辛口(といっても今となってはそんなに辛くはないとのこと)を注文してしまいました。

グリコ直販とのことで注文単位は最低10箱。1箱で12皿もできてしまいます。とても食べれません(-_^;)。そこで今度,どなたかご興味ある方に少しもらっていただこうと思ってる次第です。

このワンタッチカレーの歴史はこんな感じです(グリコのWebサイト)。

結構バージョンアップしてることを知り驚きです。とはいっても味は今でも昔風の懐かしいものらしいです。それとレトルト商品も発売されていたとのことなのですが,私は見つけることができませんでした。残念です。(情報:レトルトカレー.com

品物の到着,今から楽しみです。どんな具を入れたらよいのでしょうか。やはり今どきの高級ビーフは似合わないですよね。薄くてぺらぺらの「豚の細切れ」ですね。昭和の味,楽しんでみようと思います。

Saturday, May 13, 2006

人気急上昇中のビデオ共有サイト


今週の【US NEWSの裏を読む】はこんな記事となりました。

新たな巨大テレビ局?それとも無法地帯?---大ブレイクしたビデオ共有サイト『YouTube』成功の理由と課題掲載ページ
タイトル少し長かったですかね?

GW明けの第1週目でしたが,少し飛ばしすぎのスケジュールで,やっとこさで原稿書き終わりました。前回の「MySpace.com」(記事)の続編のような形ですが,このYouTubeも今,すごい勢いでユーザー急増中です。

ここ最近,試しにここに映像ファイルをアップロードしていたのですが,これがすごく簡単。驚きです。この簡便さがうけているようで,映像をとりまくコミュニティが形成されています。それも,米国の雰囲気ふんだんに醸し出す自由奔放な世界です。

「どのビデオがたくさん観られているのか」といったランキングに加え,「評価が一番高いビデオは?」「最も話題になっているビデオは?」といったランキングもあり,なかなかおもしろいです。

これらはYouTubeのスタッフが選抜しているのではなく,あくまでもシステムが自動でランキングしています。こうした,人の手を介さない手法で人々の関心のあるものがピックアップされていくという仕組みはこれからのメディアの在り方のようで大変興味深いです。

もちろん開放的な雰囲気なことからYouTubeには何でもありです。テレビ番組/映画を違法コピーした著作権侵害コンテンツやポルノ映像など・・といった具合。

前回の記事のMySpace.comと同じことがここでも起こっているというわけです。いわゆる日本でもよく言われる「ネット社会の悪」の部分です。しかし,どういうわけか,米国ではこの「悪」に対する反応が日本よりは鈍いような気がします。ともすれば「野放し」とも思えるような・・・。

これはあのかつてのNapsterについても言えるのかもしれません。訴訟によって市場から追放されるまでの数年間,Napsterは違法コピー音楽共有の温床になっていました。なんで米国ってそうなの? と思うのですが,これは梅田望夫氏の著書「ウェブ進化論」(私の関連ブログ記事)の一節を読むと氷解するような気がします。以下少し引用します。

日本の場合,(インターネットの)インフラは世界一になったが,インターネットは善悪でいえば「悪」,清濁で言えば「濁」,可能性よりは危険の方にばかり目を向ける。良くも悪くもネットをネットたらしめている「開放性」を著しく限定する形で,リアル社会に重きを置いた秩序を維持しようとする。 (中略) 米国が圧倒的に進んでいるのは,インターネットが持つ「不特定多数無限大に向けての開放性」を前提に,その「善」の部分や「清」の部分を自動抽出するにはどうずればよいかという視点で,理論研究や技術開発や新事業創出が実に活発に行われているところなのだ。--ウェブ進化論」=梅田望夫著(筑摩書房)

なるほど。と思ってしまいます。まさにGoogleに代表されるような企業の活動がこれにあたるのでしょう。話を戻しますが,あの当時,Napsterが広まったことで,音声ファイル圧縮フォーマット「MP3」や「PtoP」通信をはじめとする技術のイノベーションがありました。

そのころの音楽メディアはCDが中心。パソコンに音楽ファイルを保存するというのは,Napsterがなかったらこれほど急速に普及しなかったかもしれません。

その後には,アップルの音楽ダウンロード販売や,iPod,フラッシュメモリ・プレイヤー,そしてau/ドコモ/avex/オリコン etc.などが今展開している携帯電話向け楽曲販売などとつながってきたのだと思います。

何パーセントか(あるいは50%以上でも)違法性があるからといって,即座に全面否定しないというのが米国流のようです。少しでも将来につながる技術革新の可能性があれば,それを検討する,あるいは市場がどう育つのかしばらく見る。そんな姿勢が潜在的にあるのかもしれません。

もちろんその過程では人々あいだでさまざまな意見が飛び交い,激しい議論がなされて,やや面倒です。結論の出し方が少々遠回りで迅速な方法ではないとも思いますが,それは民主主義の宿命なのかもしれません。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

以上,実は先日,なかはらさんからいただいたコメント&メールの内容を熟考して,こんなブログ記事に至りました。少々自分の考えの方向性について悩んでいたのですが,すっきりしたような気がして感謝してます >なかはらさん。

ネット社会には功罪がありますが,私は「功」の部分を見つめて,世界で起こっている最新動向をレポートしていければと思っています(とまあ,そんな堅苦しいものではないのですが,技術者の方などに気軽に楽しんでもらえる読み物を提供できればと思ってます)。

Friday, May 05, 2006

IKEAは家具界のユニクロ?


スウェーデンを本拠地にする家具メーカー「IKEA(イケア)」。日本への本格参入の第1号店がオープンとなりました(Webサイト)。場所は千葉県船橋で,あのスキードーム「ザウス」の跡地です。

店舗は巨大(写真)。ショールームに飾ってある家具を見て気に入ったら,セルフサービス・エリアで自分で品物をピックアップ。レジで精算するというシステム。ほとんどの商品は組み立て式で,自分で車で持ち帰るというのが基本。

その分お値段を抑えているとのことです。店内にはカートや,ショッピングバッグ,メモ用紙(ショッピングリスト)と鉛筆,メジャーなどが置いてあり自由に使えます。メモは商品がどの棚のどの列に置いてあるのかを記入するもので,これなしでは効率よく買い物できません。

しかし,セルフサービス・エリアはあまりにも大きいです。吹き抜け3階の巨大倉庫。ここで客に商品をピックアップさせるとは驚きの発想です。。

そんなアイディアはなかなかいいかもとも思ったのですが,現時点では日本市場ではなかなか難しい面もあるのではと思っています。IKEA,まだまだではないでしょうか。以下に細かな感想まとめてみました(長いです,お時間のある方のみどうぞ)。

  1. 初期のユニクロ戦略?
    IKEAの家具って,基本的に白/木目の商品が多く,どのショールーム・コーナーに行ってもあまり変わり映えなく,「え,ここってさっき見なかったっけ」とデジャブ感覚に陥ります。

    しかし商品は確かにお安く,悪いものでもありません。通販でいえばディノスよりはよくはないが,ニッセンよりはちゃちでないといった位置付けでしょうか。すべてがシンプルで,それなりの今どき感はあります。ただ特に変わったものやそんなに洗練されたものはありません。ちょうどユニクロといった感じなんでしょうか。昨今のファッション誌にあるようなモダン・インテリアを求める人には不向きと思います。

  2. 本当にみんな持ち帰ってるの?
    「ほぼすべての商品は組み立て式で持ち帰りが基本」(IKEA)。というけれど。本当にそれって可能?って疑問。例えばベッドやソファはまず無理です。特に普通乗用車では。それと混んでるときは,車の置き場は臨時駐車場になってしまい,そこまでバスでの送迎。つまりちょっとしたパーク&ライドです。問題はそこまでカートを使わせてもらえないところにあります。

    ん〜日本人あまり肉食ではないのでそんな遠くまでかついで運べませんー! 実際の光景をみても北米のホーム・ショップみたく元気に品物かついでいる人は皆無でした。

  3. 「日本市場独特の商品展開」(その1)
    日本人に合わせた品揃え,っていうけれど・・・
    本当にそうなのでしょうかと疑問でいっぱいです。例えばシステムキッチンの高さ(寸法状の)。明らかに背の高い北欧人向けの商品。北米のシステムキッチンよりも台が高く感じました。日本のお年寄りにはまず無理でしょう。北米のシステムキッチンでも日本人にはなかなか大変と言われてます。まあ使えないことはないのですが,例えば,背の低いお年寄りは肘が手首より下あるいは水平状態になってしまうんです。そうするとシンクで作業してるときなど水滴が肘を伝わって服や床にポタポタと・・・。

    こんな細かいことって実際に生活してみてはじめて分かることなのですが,ショールームでは当然分かりません。日々の生活でかなり「不快」要因になってしまう重要事項なのですが。

  4. 「日本市場独特の商品展開」(その2)
    店内には,インテリア小物を売っている「マーケット・ホール」というコーナーがあり,IKEAブランドのキッチン用品/カーテンなどが売られてます。しかし,例えばフライパンは,日本のものに比べ非常に重く,また浅いものがほとんどです。北欧では,ガスではなく電熱が主流だからでしょうか。

    また北欧の調理の主流はオーブンや鍋で,日本のような炒め物でフライパンを持ち上げて混ぜることはまずないのでしょう。油は浅く入れるソテーが主流で,揚げ物はあまりないので深いものはいらないのでしょう(ほんとうに日本の市場調査してるのかな,IKEAさん?)。

    カーテンですが,日本では,お隣が近いため,影さえも映らない「遮光率○○%」という商品が購入の目安の1つになってます。しかしIKEAには,そんなカーテンは一切ありません。お隣が100メートル以上離れている環境ではそんなこと思いもしないのでしょう。またカーテンのデザインもいまいちあか抜けないというのは私の気のせいでしょうか。変に東洋を意識したものもあるのですが,それはあくまでも北欧人の考えた東洋。そんな印象です。しかも薄く透けてるものを大量に並べてある。力の入れどころ間違ってる気がします。

そこそこ品がよく,質もよい画一的な商品を大量に売る,というのがユニクロの初期の戦略で,事実それが奏効してファーストリテイリングはかつてエクセレント・カンパニーと言われてました。ところがそれがやがて行き詰まり,ユニクロは,今,多品種/少ロット戦略。それでもなかなか苦戦しているようです(関連記事)。

北欧生まれの家具版ユニクロ。果たして日本でどこまでいけるのでしょうか。私としてはちょっとがっかりで,明日以降しきり直しです。世田谷通りのリサイクル家具店の方が安くてセンスよいものがある(常にではないですが)とも思いました。東急ハンズとディノスの商品も検討したいと思ってます。

今後どうなるのでしょう,IKEAさん。もっと日本市場を研究する必要があるのかもしれません。ザウスのようにならないことを祈ってます。

Monday, May 01, 2006

mixiの20倍以上,米国の巨大SNS


「mixiの20倍以上,7000万人超の会員を誇る米国の最大手SNS『MySpace.com』とは?」(掲載ページ

大型連休突入前の先週木曜日,こんな記事を書きました。知ってる人は知っている米国のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)最大手「MySpace.com」についてです。お時間ありましたらご一読ください。

日本最大手の「mixi」の会員数は,この3月1日現在で300万人。これでも十分すぎるほどの巨大コミュニティなんですが。。

このMySpace.comの場合,その会員数はなんと7400万人(まもなく7500万人に達しそう)。なんともカナダの人口3200万人の2倍以上。英国/フランス/韓国のそれぞれの人口よりも多い。

MySpace.comの会員数は今,毎月600万のペースで増え続けているとのことで,このままいけば年内には日本の人口とほぼ同じに・・・すでに日本の全男性あるいは全女性よりも多いし,さらに言えば,あと2カ月で日本の15〜64歳という,児童を除く就学/就労年齢の全人口(8300万人)を超えてしまいます(総務省 統計局の資料)。

こんなに会員数が多いわけですから,なんでもありです。ブログ,フォーラム,グループにはありとあらゆる人の情報があります。音楽,ビデオ,映画といったエンタメ・コンテンツが充実してるのもMySpace.comの特徴。著名なミュージシャンなどもいるそうです。ご興味のある方はお試しあれ!

Sunday, April 16, 2006

マネックスのセミナーと矢沢永吉


マネックス証券のセミナー「第一回 マネックス資産運用フェア」というのに行ってきました。場所は赤坂プリンスホテル。

開催前に近所のイタリアン・レストランでランチをとったのですが,そこで横の席に矢沢永吉氏を発見,そんなおまけ付きの休日でした。いやー,渋かったですよ。

矢沢氏,午前11時ごろでしたが食事もりもり食べてました。このレストランの名前と場所,ほんとはすんごく言いたいのですが(私もいまだ興奮状態なので),でも,ここ矢沢氏のプライベートな空間のようなのでとりあえずこのブログでは非公開といたします。

さて,マネックスのセミナーの話です。スポンサー企業はJPモルガン・アセット・マネジメント,HSBC投信,日興アセットマネジメントなどでした。

しかしこれら投信会社のセミナーもよかったのですが,目玉はやはり,(1)「マネックス証券社長CEOの松本大氏/渋澤健氏(渋沢栄一の孫の孫)など3名のパネルディスカッション」と(2)「伊藤元重氏(東大大学院教授/WBSにも出演する人=写真)の講演」でした(同氏研究室のWebサイト)。

前者は,「オルタナティブ投資」商品に関する対談でした。これは,株や債券といった従来の投資対象の以外のものに投資することで,「ヘッジファンド」とか,上場前の会社に長期投資し回収する「ベンチャーキャピタルファンド」,企業のリストラや買収機会を利用して資金提供し回収する「バイアウトファンド」などがあります。

マネックスの商品は,これを50万円から購入可能とし,これまでの富裕層限定商品から,我々一般にも提供できるようにしたというものです。

さて,私が今回で目玉と感じたのは実はこれではなく,後者の伊藤元重氏の講演です。大変おもしろかったです。

話がうまい,プロ!です。眠気も吹っ飛びますし展開もうまい。台本/メモもみずよくも1時間あれだけおもしろく話せるのか。「これで終わります」と言われたときは物足りなさを感じたくらいです。

その伊藤氏の講演。お題は「日本経済の現状と展望を探る」でした。

要点4つほどありましたので,以下にまとめました(思い出せる限りで)。お時間ありましたら,ご参考にしてください。

  1. 中国が日本経済をも支える
    世界の経済成長率は4%。これは1970年代の水準で,ここ最近(80年代/90年代)にはなかったほど高水準。それを支えているは中国(中国の経済成長率は10%)。日本は今1.7%だが,中国における外資系企業が中国で物を生産し,それを全世界に輸出しており,これが世界経済を支えている。

    もちろん日本企業もその恩恵を受けている。その中国の経済成長を支えているのは都市と農村の経済格差。人口10億人いる中,1日2ドルの生活水準が4億人,6ドル程度が2億人。これらが農村から都市部に出稼ぎ。彼らが中国の安い労働力構造を支えている。この構造はいつか破綻すると思うが,2010年くらにまではこの状態が続くだろう(伊藤氏)。

  2. インフレに要注意
    インフレは,過去10年以上も地道に稼いできた個人資産を一気に消失させてしまう——。オイルショック時(当時の物価上昇率はなんとほぼ20%)で,1970年代後半に定年退職した人はこの影響をもろに受けた。この経験から日本人は学んだ。そこで借金しても物を買う(例えば家)が正しい資産運用方法という考え方が定着した。

    しかしその後,バブル期とその崩壊が待っていた——。これによりインフレ時の資産運用手法は根底から覆った。多くの人が資産を減らすはめに・・この経験から日本人は学んだ。そこで預貯金が最も安全で正しい資産運用ということを学んだ。

    さて,今後は——。我々には3つの目を持つことが重要と言われている。それは全体を鳥瞰する「鳥の目」,そして細部にまで緻密に調べる「虫の目」,そして潮目を見る「魚の目」(「"うおのめ"ではありませんよ」と伊藤氏)。同じ状況はいつまでも続かない。変化する時代の流れを見極め,その時々に最も適した資産運用方法を考えることが重要となってくる。

  3. 金利について
    政府は5年後の金利を4%程度と見ている。しかしこれはある意味健全なこと。デフレからの脱却が伝えられ,マインドも景気回復に向かっている中,今の低金利が続くのは土地と株価の高騰を招き,むしろ危険。現在の1.9%でも異常な状態。今後金利が上昇していくというのが日本経済にとってもっともよいシナリオであろう(伊藤氏)。

  4. 資産分散/リスク分散(講演最後のエピローグ的な話)
    資産3分割(預貯金/有価証券/土地)は昔から言われているが,それは今でも重要。しかし,これからは4分割と思う。それはこれまでの3要素に加え,「人的資産」を加えたもの。自分が死んでしまってはもともこうもない。健康に気を付け,また情報収集や研究などを怠らず,自分の頭も鍛える。今の投資家にとってこの資産4分割が重要なのではないか(伊藤氏)。

Saturday, April 15, 2006

驚き/悲しみ/喜びの「Boot Camp」


「Macの筐体内に"Wintel",驚き・悲しみ・喜びの『Boot Camp』」(ITpro掲載ページ

今週はこんなタイトルの記事を書きました。ネタはこのブログ記事の前々回分を書いていたときに突如として飛び込んできた米Apple Computerの発表

やはり大きなニュースとなりました(ITproの記事)。テクノロジー系のメディアはもちろん,New York Times(記事1記事2)といった一般紙でも大きく取りあげられるほど,今,業界関係者やMacファンの間でさまざまな議論飛び交っています。

なにせ,Macがその"体内"に,Intelに続きWindowsまで受け入れてしまうのですから・・。「長年宿敵としてきた"Wintel"に屈したApple」——。そんな論調も少なくありません。

これらの記事ではMac信者の動揺が如実に伝えられてます。私自身もまだ驚きが冷めやらぬままの執筆となりました。その影響か,デスクから「パッションが溢れてますね」という言葉いただいてしまいました。やはり感情が前面に出てしまったのでしょうか。できるだけ冷静に書いたつもりなのですが・・。

今回はAppleの投資家向け資料なども調べ,グラフも付けました(掲載ページの2ページ目=このブログの写真)。Appleはコンピュータ会社なのに,なんと昨年10—12月期の業績ではiPodの売上げがパソコンの売上げを超えてしまった。それも2倍近くーー。そんなデータも今回の記事の見所,のつもりです。お時間あったらご一読ください。

しかし日々の使い勝手としては自分のMac 1台でWindowsも利用できるようになるのはやはり魅力的。MacはOSとしては最高なのですが,利用できないアプリやWebのサービスが多いんです(USENの無料ブロードバンド動画配信サービス「GyaO(ギャオ)」がその代表例)。サービスが限定されてることは辛いですよね(>_<)。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

明日は赤坂プリンスホテルでマネックス証券のセミナーにがあり,これに出席してきます。「第一回 マネックス資産運用フェア」というもので,社長CEOの松本大氏,東京大学大学院教授の伊藤元重氏などが講演するとのこと。結構楽しみです。機会あったらこのブログでもご報告したいと思います。

Sunday, April 09, 2006

梅田望夫氏の「ウェブ進化論」

ウェブ進化論
梅田 望夫著
筑摩書房 (2006.2)

梅田望夫氏の「ウェブ進化論」。とうとう読み始めました。遅すぎですか? (^^;) しかも今週は忙しいので"完読"するにはまだまだ時間がかかりそう。

米Forbes誌コラムニストのRich Karlgaard氏が言う「チープ革命(Cheap Revolution)」(原文)という定義の引用で始まる本です。

この「チープ革命」によって文章/映像/写真といったコンテンツの配信能力は,これまでの放送局など既存メディアだけの特権ではなく,誰にでも開かれた可能性となった。しかしそこにはコンテンツの玉石混合という問題があった。そうした懸案事項を一気に解決しつつあるGoogleという会社。それによって世の中は変わろうとしている。そんなことを本の冒頭で述べています。

梅田氏は先週金曜日にテレビ初出演しました。テレビ東京の「ワールドワイド ビジネスサテライト4月7日放送特集ページ)」です。ここでもやはり同じテーマで,ネットと「コストの変革」について述べていました。計算能力や通信,記憶容量がユーザーにとって「ただ」になっていく。

そのような方向に進化していく今の時代に続き,今後何がもたらされるのか,そんなことを示唆していました。また同番組では「ロングテール」という昨今のマーケティング効果/手法(関連記事)についても触れていました。

今までの商品展開とは何が違うのか。それは「コスト構造」。それが今後のネット/リアル社会の本質ーー。梅田氏はそんなことを述べてました。

梅田氏と,同氏の著書については,私がとやかくいう必要もありません。ネット・メディアでもかなり取りあげられています,以下にリンクを張っておきます。ご参考にしていただければと思います。

◎梅田望夫氏関連記事(抜粋)
「梅田さん、Web2.0って企業情報システムに影響しますか?」
Googleとオープンソースの知られざる関係
「ウェブ進化論」の梅田望夫氏が語る“Googleという隕石”
「あちら側」のGoogle,「こちら側」のMicrosoft


◎梅田望夫氏のWebサイト(ブログも含む)
MochioUmeda.com


◎CNET Japan掲載ブログ
梅田望夫・英語で読むITトレンド

Saturday, April 08, 2006

「千円札は拾うな。」

千円札は拾うな。
安田 佳生著
サンマーク出版 (2006.1)

今日は週末なのになぜか7時に目が覚めてしまいました。昼ごろ恵比寿に出かけ,友達に会い代官山でランチ。午後はそのあたりのカフェでその友人の英会話教師を務め(無償でたまにやってます)その後帰宅。本を読んで過ごしました。「千円札は拾うな。」という本です。

なかなか読みやすく,珍しくスラスラと簡単に読み終えてしまいました。ガソリンスタンドで洗車やってもらってるときとか,録画しておいた,まああまり興味ないTV番組を再生したりしながらとか,そんな時間も使って一気に。

「千円札を拾うな」というのは,目の前に1000円札が落ちていて,それを拾っても果たしてそれが本当に価値のあることなのか。君はそんな事に注力するのではなく,その労力をもっと研ぎ澄ました集中力で独創的な発想を持って日々過ごせば,10万円でも,100万円でも稼げるのではないか,そんなことを提唱してる本です。1000円札を拾うというのは「残業代を稼ぐ」と同義とも示唆しています。そもそも1000円札を拾うことって何なのか?

事実,1000円札のすぐ横に1万円札が落ちてたら,誰もが1万円の方を拾う。実は世の中,それ以上のチャンスがゴロゴロ転がってる。それに気付かないのは,1000円札を拾うことがまあ結構徳と思っているからだ。そんな展開で始まる本です。

中には事例として挙げていることで共感できない部分もあるのですが,概ね考えさせられることを述べていると思いました。

企業経営者としての考え方,お金の使い方など,納得できる部分も多々あり。また生き残っていくためには「変化」が不可欠といことも意識化させられました。その点はなかなか深く,時間があったらもう一度じっくり読み返したい。そんな本でした。

ダーウィンの言葉にこんなものがあったというのを,大手企業経営者が引用してたのを思いだしました。

「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもなく、また弱いものが滅びるのでもない。 唯一生き残るのは変化できる者である」 ーー

こんなこと考えさせられる昨今です。この本に限ったことではないのですが,「変化」が重要なこと,やはり痛感させられます。

明日は,梅田望夫氏著「ウェブ進化論」を読みたいと思いますが,たぶん,時間ないかな。今週たまった仕事がそこそこあるので。。。それと新たな業務システムについてもあれこれ考えたいとも思ってます。ウォーキング/腕立て/腹筋しなければ。おっさんも結構いそがしいんです (-"-;)

Wednesday, April 05, 2006

バイク便,上海まで当日配達開始


「バイク急便,東京ー上海間の当日配達サービスを開始」(nikkeibp.jp掲載

今週,弊社でこんな記事を書きました。

バイク便事業を手がける「バイク急便」は4月3日、東京ー上海間の当日配達サービスを開始した。上海市郵政局傘下の物流会社「上海郵政全日送物流配送」と提携し、書類/サンプル品などの小荷物を配達する。初年度1億円の売上げを見込むーー。

という記事です。なんでも,「朝10時までに受け付けた荷物をその日のうちに届ける」とのことで,なんとも迅速なサービスです。しかし「バイク急便」だからといって,上海までバイクで行くわけではありません。「虚構新聞」じゃないのですから。(^^;)

Webサイトで申し込みを受け、バイク便で集荷。その後,なんと,スタッフが飛行機に乗って成田空港ー上海浦東国際空港間を移動。現地空港で提携会社のスタッフに荷物を渡し、届け先まで運ぶ,というのがその全容。気になるお値段ですが,9万円〜17万円で「既存の他社サービスよりも安価に抑えた」(バイク急便社)とのこと。

これが安いのかどうかは私には分かりませんが,なんとも,先の「明治製菓のカカオ99%チョコ」同様,ここ最近目にするニュースはすべて虚構新聞の記事のように思えてしいます。エイプリルフールがあったのでなおさらです。私だけでしょうか?

しかしバイク急便社は,運転代行サービスも手がけていてなかなかおもしろい会社です。電話すると,都内なら30分以内で2人乗りバイクが現地に到着,1人が客の車を運転,1人がバイクでついてきて,自宅までーー。車のトリップメーターで距離を計算し料金を支払うというものです。

タクシーよりは高いんですが,罰金や事故より代償は遙かに少ないというわけ。これ私,一度利用しようと思い電話したのですが3時(午前)で受付締切,と断られてしまいました(その日はビジネスホテルで寝ました)。今は午前4時まで受け付けているらしいのですが・・

以上,こんなことを書いてましたら,今アップルが結構,大きなニュースを発表しました。Intel MacでWindowsをブートできる機能(ソフト)を「アップル自ら」提供するというものです。これ,次期Mac OS X「Leopard」にも一機能として搭載されるそうです。もちろん,Windows XPを別途購入している必要はあるのですが・・・

この話題,私のコラムで次回のネタになりそうです。

究極の「カカオ99%」のチョコ


カカオ99%のチョコレートを明治製菓が4月11日に発売するそうです(発表資料)。1箱45gの板チョコで,価格は210円。

これ,1箱にカカオマスポリフェノールが1700mgで、ミルクチョコレートの約4倍なのだそうです。「砂糖を一切加えず、カカオ豆そのままの味を追及した究極の板チョコ」(同社)とのこと。すごいですね〜。

実は私,5〜6年前から仕事がら,なんとなくですがチョコの効果を経験則的に意識していまして,しょっちゅう食べてました。しかし,そのころの市販品はほとんどがミルクチョコで私にとっては甘過ぎ。明治のブラックもやや甘過ぎと感じていました。そのうち「森永ダース」のブラックが出てからそれ一辺倒でした(後に,明治で「チョコレート効果」も出ましたが,やはり甘過ぎでした)。

その後,ほぼ1年くらい前でしょうか,本格派チョコ・ブームが始まりました。カカオの含有量は60%以上が効果的などと言われ,それが当たり前のようになりました。「森永ダース」のブラックも,そこまではいっていなかったことを知り,これまで食べ続けてきた日々を振り返り,がっかりした思いがあります。

それから,あれよあれよ。ここ数カ月は72%が主流になり,この3月下旬に86%というのを発見。驚いていたところでした。そんな折,99%の登場です。しかも明治の「チョコレート効果」シリーズからです・・・。

しかし,今回発売されるのは板チョコ。やはり,分包タイプのボックス・パッケージや錠剤タイプのボトル型の方が便利ですよね。明治さん,期待してます。

しかし,99%って,じゃ1%は何なの?と思ってしまいます。「つなぎ」でしょうか。「蕎麦じゃないんだから」とつっこまれそうです(^^;)・・・

Sunday, March 26, 2006

Ajaxワープロ「Writely」を検証


Webブラウザで利用してるのに,なぜかデスクトップ・ソフトのようにスムーズに動作する,そんなAjaxワープロの「Writely(ライテリー)」。先週はこれについて記事を書きました。

掲載ページは,「Googleが買収したAjaxワープロ『Writely』,その実力を検証」です。

このWebアプリ,客観的に検証するつもりで使ってみましたが,いろいろやってみてびっくり。なかなか使えるではありませんか——! 結構惚れてしまいした。今回はそんな感情的な描写が思わず出てしまった記事のような気がします。

もっと冷静にならなくてはいけないとも思ったのですがその反面,「記者が感動しないと内容は決して読者には伝わらない」という格言(?)もあり,そんな気もして,結果的にまあまあ良い記事になったのではないかとも思ってます(我田引水ですが)。で,今回さっそくこのブログ投稿もWritelyでやってます。いやーやはり快適なんです(^^)/

記事にも書きましたが,このサービス,現在,新規登録を中断状態です。ただ既存ユーザーからのインビテーションがあれば利用できるようになります。私には今,5名くらいのインビテーションが可能のようです。もしご希望の方いらっしゃいましたら私に連絡ください(メールあるいはこのブログのコメントで)。

また私,GoogleのWebメール・サービス「Gmail」のご招待も可能です。こちらは今,100人くらいインバイトできます。まだGmailのアカウントお持ちでなくご興味ある方,私にご連絡ください。

しかし今回の記事にも書きましたが,パソコンのプラットフォームはもはやデスクトップのソフトではなく,Web(もっと限定すればWebブラウザ)に移行しつつあるようですね。

これをもたらしているのはGoogleだけではありませんが,同社に象徴されるようなWeb技術開発企業の活躍と,それを大いに受け入れているユーザーの動向,そんな要素がこの現象を加速しているような気がします。世界的な動きです。

Vistaに続き,Officeのリリース延期も認めたMicrosoftですが,そんなことを発表している場合なのでしょうか? そんな気がしてならないです。もはやMicrosoftも安閑としていられない,そんな状況が色濃くなってきた今日この頃です。

Sunday, March 12, 2006

大丈夫かーGoogle、相次ぐ失態!


「Googleに相次ぐ失態,『成長鈍化』発言の真意は?」(ITpro掲載記事

先週木曜日、こんな記事を書きました。

業績内容も決して悪くなく、むしろこれまでの驚異的な伸びを概ね維持しており、まったくといっていいほど絶好調のGoogle。しかしここ最近、同社株は急落。最大の原因は、CFOによる「成長鈍化」発言。

なんとか株価を戻そうと狙った3月2日のアナリスト説明会でしたが、ここで使った資料に、誤った売上げ見通しが混入。フォローのつもりが、"失態の上塗り"となってしまいました。

同時に、Googleが計画していると思われる新サービスに関する機密情報も資料に混入。Googleは慌ててWebから削除しましたが、時すでに遅し。一部のブロガーのサイトに掲載されてしまいました。

その内容は、ユーザーのパソコンのデータを全部Googleのサーバーに保存するという「Store 100%」計画・・(詳しくは記事をご覧ください)。

Googleは果たして今後どんな方向に進んでいくのでしょうか。常に新たなことを試みる天才集団。しかし、株式公開し、規模がここまで大きくなった企業には市場から寄せられる期待も大きい。常に飛躍的な成長が求められるGoogle。技術企業としてのアンビションと、経営の舵取りの難しさ、その狭間で苦しんでいるような気がします。

とは言っても、GoogleはIPOからまだ2年にも満たない企業。「今回の件は単に広報のミスで一時的なもの。Googleはまだ若い企業で、これは単に"成長の傷み"に過ぎない」(米調査会社Kelsey Groupアナリスト/internetnews.comの記事)。そんな大目に見る業界関係者もいるようですが・・・

◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

写真=Google社の敷地(キャンパス)内のカフェテリアの様子。世界中から天才を集め、自由な雰囲気で研究開発に勤しんでもらうというのが狙いのよう。社内での飲食代はすべて会社負担とのこと。スパやジム,マッサージ・ルームなども完備しているそうです。

Friday, March 10, 2006

まだ出ないのか〜、やれやれ。


FOMAの「902i」シリーズ。昨年10月に発表され、全6機種中5機種はとっくに発売済み。最も遅れたのは、ソニー・エリクソンの「SO902i」(写真)。私、昨年の秋くらいからそろそろ携帯買い替えようと思ってまして、ずっとこの「SO902i」を待っていたのです。

満を持して(?)ようやく発売日が発表されたのが先週木曜日のこと(関連記事)。発売日の10日(今日です)、即日に購入しようと決めていたのですが、なんと今週火曜日、発売延期の発表がありました。

理由は、「本体色の最終調整によるもの」(nikkeibp.jpの記事)とか「ソフトウェア内に新たな確認事項が発生したため」(CNET Japanの記事)などいろいろ報じられてます。

気になる、いつ発売されるかということですが、「3月中の発売を目指す」(NTTドコモ広報部)と不明瞭な回答。いったいいつまで待たせるのでしょうか。まるで私に買うなと言っているような気がしてます。

もっとも私、第2候補も考えていました。地デジ(ワンセグ)対応ドコモ唯一の機種「P901iTV」です。しかしこれ、ショップに見に行ったらなんとも分厚い代物で、デザインもイマイチでした(特に小型の「SO902i」に購入意欲あった私にはなおさらです)。auの地デジ対応機の方がよいのかな、というのが実感です。

しかし番号ポータビリティの実施は今秋なので、まだauには乗り換えられません。それにしても、携帯キャリアはなぜワンセグ携帯に力を入れないのでしょうか(特にドコモ!なぜ1機種のみなんだ?)ーー。

いろいろ調べてみると、「テレビを観てもらってもいっこうにお金が入らないから」というのが、キャリアの本音のようです。放送ですので、パケット料金稼げませんし、いかにして放送コンテンツから通信コンテンツへユーザーを誘導できるのか、そんな解を通信キャリアはまだ見いだせていないようです。

一方テレビ局にとっては携帯テレビは収益増につながる存在。だからキャリアに対して積極的にいろいろ提案して、何らかの相乗効果を狙えばとも思うのですが、これまでの慣習からかあまり前向きに考えてはいないというのが実情のよう(こんな記事もありました)。

なんだか動き遅いですね。少しイライラしてしまうのは私だけでしょうか。「放送とネットの融合」を声たかだかに訴え、世論を引っぱっていたホリエモンの存在が懐かしい感じです。もっとも旧ライブドアのやっていたのは実業でなく、そのほとんどが虚業だった、などと昨今は言われてますが(今日、こんな記事もありましたライブドアのビジネスは10億枚の株券販売だった)。

しかし、我々ユーザーが便利、と感じている分野にビジネス・チャンスありですよ。通信事業/放送事業の免許を持たない私にはどうにもできない話ですが、免許(既得権益)を持った人たちには、もっと真剣に考えてもらいたいものです。スピード、スピード、スピード! 新規参入者が虎視たんたんと狙ってますよ。

例えばソフトバンクの孫正義社長。ホリエモンが去ったIT業界。このあと再認識されるのはこの孫社長かもしれません。しかも同氏はホリエモンよりも大人で思慮深い。だけど非常に好戦的。納得のいかないものには牙をむく。狙ったものは手にする、そんな意気込み、大いに感じられる人物です(関連記事)。

Saturday, March 04, 2006

“ごはん”こそダイエットに最適!


今週もいろいろなことがありましたが、私が感心を持ったリンク集をここに掲載しておきます。






URLはここです:http://b.hatena.ne.jp/kokukoku/
といってもこれ、単に私の「はてなブックマーク」なのですが。。

この中で、nikkeibp.jpの「“ごはん”こそダイエットに最適の一品!」という記事が気になりました。実は私、医者から炭水化物の摂取を控えるように言われてます。特に太っているわけではないのですが、「身体を動かす機会があまりないようなので、若いときのように米などを多く摂ってはだめ」という、分かりやすいのか、分かりにくのか、よく分からない説明を受けました。しかしこの記事の内容と一部合致/矛盾するところもあり、どんなものかと興味を持ってしまっているというわけです。

今週のそのほかの話題としては・・・

1月の全国消費者物価指数(CPI)が発表され、1998年3月以来の高い水準ということで、日銀による量的緩和政策解除の時期についていろいろ話題になっていますね。

これ以外ですと、「JALのトップ人事による内紛沈静化」「楽天の公募増資」「AppleのIntel搭載Mac mini&iPod Hi-Fi(リビングルーム市場への進出)」「松下初のデジタル一眼レフ(ライカ・レンズ)」といったところでしょうか。

それとNTTドコモが「902i」シリーズで、ようやくソニー・エリクソン製の「SO902i」を3月10日に発売すると発表しました(関連記事)。同シリーズは昨年10月に発表され、同モデル以外の5機種はとっくに発売済み。なんでこんなに遅れてるんだろうと、購買意欲も冷めているところの発表でした。しかしこれ「待っている人が大勢いて、来週は注文が殺到しそう」(桜新町携帯ショップの店員)とのことです。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

今日、久しぶりに母と食事し(桜新町駅前の「やるき茶屋」)、帰りに「am/pmエンタ」に寄り、1500円で売っていたDVD「Tommy」と「2001年宇宙の旅」を発見。思わず買ってしまいました。「2001年・・」はキューブリック監督やファンの方には失礼ですが、部屋のBGMにしようと思った次第です。はるか昔に見た映画ですが、これ難解ですよね。で、これを忙しい今、じっくり考えるという余裕はあまりないのですが、前半部分に使われている音楽がいいですよね。「美しき青きドナウ」など、ヨハン・シュトラウス、癒されます。

しかしこの映画改めて見てみて思ったのですが、宇宙船全体を制御するコンピュータ「HAL」のインタフェースの形は「iPod nano」に似ている。宇宙船の中に収納されてる船外活動する装置は、今の「斜めドラム洗濯機」の形に似ている。そして、宇宙船内のさまざまな内装/什器は、最近美容院でよく読むモダンアート/ファニチャー系の雑誌に掲載されているものとほぼ同じ。さらに後半部分の宇宙空間さまよう部分の映像はまるでiTunesの「ビジュアライザ」です・・・。

この作品って1968年。しかし宇宙船の中の各種計器は、現在のパソコンのような画面で表示されていたりします。Macによる今のようなグラフィカル・ユーザー・インタフェースが一般向けに登場したのは1984年。それとアポロ11号による人類月面着陸は1969年。そんなことをあれこれ考えるとすごい映画だったんだなと思ってしまいます。

それと、この金曜日に発見してしまったのですが、Amazon.co.jpで、Mac miniがなんと1台1049万円で販売されてました。本体価格は通常の7万4800円。しかし手数料が1042万円(思わずスクリーンショット撮ってしまいました=写真)。やはり「2001年宇宙・・」のHALの主張するように、ミスというのはコンピュータが起こすのではなく、必ず人間が引き起こすものなのでしょうか?

Thursday, March 02, 2006

虚構新聞、おもしろい、うまい!


日経BP社のIT情報サイト「ITpro」(http://itpro.nikkeibp.co.jp/)がリニューアルされました。名称はこれまでの「IT Pro」から「ITpro」に変更。ロゴもかっこよくなりました。スタッフも拡充、これまでとは大きく異なる大人数編集体制で、コンテンツを拡充していくとのことです。

私の会社で提供するニュースは、同サイトの「最新ニュース(海外)」というセクションに掲載されることになりました。ちなみに我田引水ですが(^^;)、私が隔週で書いている「US NEWSの裏を読む」記事一覧へは、このURL(http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/bn/trend/bnsearch.jsp?BID=1522&OFFSET=0&MAXCNT=20)でアクセスできます。

上記いろいろ書きましたが、今日の本題は、「虚構新聞」(http://www.f7.dion.ne.jp/~moorend/news/)です。これ、今日、弊社の会議で話題になりました。この会議で、弊社共同設立者から話題持ち出され知った次第です。これ、かなりおもしろいですよ。一言で言えば、パロディ・ニュースです。

もう20年以上も前に「九十九一(つくもはじめ)」というコメディアンがいて、これと似たニュース・コメディをやっていましたが、ここのサイトはそれを遙かに凌ぐおもしろさ。各記事のタイトルはまるで「asahi.com」のように短く端的でみごとです。もちろん。記事内容もおもしろい。各記事には写真付きのものもあって、そうした写真もなかなかすごいです。みなさん、このサイト是非楽しんでください・・(昔、筒井康隆とか好きだった人にもぴったりと思います)

しかし、パロディであれ、このような文章力/洞察力/トレンド精通力あれば、弊社のニュース原稿など、いとも簡単に書けてしまえるんでは、というのが今日の会議で出た話題です。弊社も今、記事原稿執筆のスタッフを募集しています。このような人材、是非欲しい。そんな思いしてます。

Tuesday, February 28, 2006

ソニー、「盛田遺産」を切り捨て


ソニーが昨日、子会社の小売り事業6社の分離計画具体策について発表しました(関連記事)。

分離対象となるのは、おなじみの「ソニープラザ」、フランス料理店の「マキシム・ド・パリ」、通販の「ソニー・ファミリークラブ」など6社です。

このほとんどは、ソニーが創業20年を迎えた1960年代後半から多角化事業の一環として盛田氏らが設立した会社です。

ソニープラザは1966年、銀座に開業したソニービルの第1号店からはじまり、今では全国65店舗あります。輸入雑貨や衣料品など、昔から若者の人気の的でした。ソニー・ファミリークラブは、新聞広告に掲載されていた高額商品があこがれでした(特に私が中高生のころ)。

そして、あの「マキシム・ド・パリ」の設立もソニープラザと同じ1966年(マクドナルド銀座1号店開店の5年前)。マキシムってソニーグループだったのかーなんて、つい最近知りました。でも考えてみればソニービルの中なので・・・

ご存じの通り、ソニーは今、エレクトロニクス事業の再建中。昨年6月に就任したHoward Stringer会長兼CEOら新経営陣がまとめた中期経営方針に基づく施策で、「グループ内の非戦略事業は外部資本との提携を進める」という考えのもと今回の決定に至ったとのことです。

手法としては、6社を傘下におく持株会社を新設し、日興プリンシパル・インベストメンツにこの新会社株式の51%を譲渡する。日興プリンシパルとのあいだではすでに基本合意に達していて、この4—6月期中に最終調整を終える予定とのことです。

その後ソニーは、段階的に持株会社への出資比率を引き下げる。つまりだんだんソニーでなくなっていくというわけ。そんな感じで私、なんか寂しい思いがしまてます。でも仕方ないですかね。

そこでみなさん、いっそソニーを応援してはいかがでしょうか。応援方法としては、(1)ソニー株/5530円=2月28日終値(単位:100 株、つまり最低55万3000円)を買ってみる。(2)それよりはやや安く、BRAVIA(写真)を買って高精細画像で「おうちシアター」を楽しむ。(3)さらにもっと安く「マキシム・ド・パリ」で飯食う、などがあります。

私としては、一番安い、そして食いしん坊なので(3)でしょうかね(^^;)。このサイトのメニューにある「甘鯛のロースト」とか「オマール海老とアーティチョークのバリグール風トリュフを添えて」とか心そそられます。魚介類好きです。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

このブログ書いてたら、はるか昔(2004年7月)にソニーに関するこんな記事を書いたのを思い出しましたので(自分のために)リンク張っておきます「ベスト・ブランド」のソニーが展開する海外戦略。ちなみに、今私が持ってるのは、BRAVIAの前の機種「WEGA」。買った直後にBRAVIA製品戦略の発表があって、「やられたー」と悔しい思いをしましたー(>_<)`

Wednesday, February 15, 2006

Piano Man

今日は暖かったですね。今日は仕事の方も落ち着いて、静かな雰囲気。だから先日の「今宵はこんな曲,いかが?」の続編です。

今夜はBilly Joelの「Piano Man」をご紹介します。ハーモニカの高い音で始まるこの曲、まるでボブ・ディランのよう。出たのは私が高校生のときなので、もう20年以上も前。しかし私が明確に意識したのは私がトロントにいたときなんです(今からもう十数年前)。

これ、最近、日本でCM(東京電力かな?)に使われたりしていますが、そのイメージとはだいぶ違って結構もの悲しい曲なんです。

舞台はニューヨークと思いますが、場末のバーで弾き語りしてるピアノマンが見た人間模様を描いた曲。

いつもジントニックを愛おしくちびちびやってる老人は、「若いの、一曲やってくれよ。俺が、今より随分若くて洒落た服を来てたころの曲さ」なんて話しかけてくる。

バーで働いているジョンは、いつもタダで飲ませてくれる友達だけど、「俺は映画スターになれると思うんだ。ここを抜け出せさえすれば」なんて夢と現実のあいだで苦しんでいる。

かけひきの訓練してるウェイトレス、そして、ゆっくりと酔いはじめるビジネスマン達。彼らは孤独と呼ぶ酒を交わし合っている・・・・

なんて曲です。いろんな訳詞が出てますが、結構誤訳が多いかなって思うなか、こちらのサイトに掲載されてる訳はなかなか素晴らしいです(ここ)。

この曲を聴くと、トロントにいたころよく行っていた、やはり場末のバーを思い出します(ちょうどYounge Streetでダウンタウンのちょっとはずれで、ここらへんかな)。バーテンダーは中国系カナディアンのジョー。いつも渋い顔でカッコつけてシェーカー振ってるんだけど、小太りでさまになってないところがかわいらしく。でも愛想がよくて、よく「一杯おごるよ」なんて言ってくれたいいやつでした。

この店にはダンサーもいて(ストリップじゃないですよ)、そのダンサーの女の子(確か名前はトリシア)も、早くこんな生活から抜け出したいなんて言ってた。。ほんとこの曲を聴くとあのころの情景を思い出してしまいます。

それにしても私、学生の身分でよくこんな大人の店通ってました(でも日本の居酒屋よりも安かった)。まだ20代だったので、いろいろやってみたかったのかも。しかしこのバーには大変お世話になりました。生きた英語、というか一切気取らない英語を学んだ気がします。最近、仕事で米国IT企業のCEOの基調講演をよく聞きますが、そんな中でたまに出てくる感嘆の表現やジョークなんか、このバーでの会話とあまり変わりないような気がしてます。

Piano Man
 → このアイコンをクリックすると曲が試聴ができます(MacでSafariの方はコマンド+クリックで)。パソコンにアップルの「iTunes」がインストールされていて「iTunes Music Sotore」に登録済みというのが条件です(今回のPiano Manについてはインストルメンタル曲です)。

Download iTunes → iTunesをまだインストールされていない場合は,クリックするとiTunesのダウンロード・ページに飛びます。無料でダウンロードできます!

また上記のアルバム画像などをクリックすると、この曲の購入ページに飛びます。これはAmazon.co.jpのアフィリエイト・プログラムです。