Sunday, October 08, 2006

冬,夏,初秋 2006年




ひさびさ,ほぼ1年ぶりに自分のHPに写真アップしました。以下そのWeb写真集のURLです(http://homepage.mac.com/skokubo/PhotoAlbum7.html)。

今回はキャプションなしです。ですので僕以外の人には意味分からないとは思います。まあ自分の記録としてアップしてみたといったところで,ご勘弁を。。。でももし写真そのものだけでも楽しんでもらえれば嬉しいかなとも思ってます。

ちなみにこのブログ写真の満月は昨晩のものです。ドビッシーの『月の光』(Clair de lune)なんか思い浮かべて秋の夜長を楽しんでいただければと思います。

懐かしい「NHK時計」(動くよ!)


どうですか? かなり懐かしいでしょう? そう言えば最近見なかったですよね。このNHKの時報時計。

なんでもこれ,昭和43年(1968年)ごろから平成3年(1991年)ごろまで使われていたというものだそうです(私の年齢で言えば,7歳〜30歳まで。つまり,もの心づいてからずっと見てきたわけで,多少無味乾燥とは思いつつも,これが日本標準時の時報インタフェースのデフォルトと思ってました)。

この時計,その時代背景から当然ながら今のようにコンピュータ上のソフトなんかでできているのではなくて,ちゃんと実物があったとのことです。何でも,それは名刺よりも若干大きいサイズという小さなもの。もちろん針もちゃんと動く本物の時計。NHKはこれを撮影して放送してたのですね(今はNHK放送博物館に展示されているとのことです)。

ちなみに,このブログに表示している時計画像はNHKより提供されているJavaScriptです。ちゃんと動いている画像ではありますが,厳密に言えば電波時計のようなリアルタイム性はなく,あなたのPCの時計と同期しています。つまりもしPCの時計が狂っていれば,この時計もそれに準じて狂ってしまい,NHKとしてはその誤差に関して何ら責任は負わないとのことです。 


さてここで本題なのですが・・・ここ最近,地デジテレビを導入して,アナログテレビもまだ家にあって,それらを同時につけたことがある人,こんなことを気付きませんでしたか? それは・・

「地デジはアナログ放送に比べ約2秒くらい遅れる」ーーー。

そうなんです。でもこれは当たり前のことのようなのです。なにもあなたの家の地デジテレビの性能や電波受信状態が悪いのではなく,現時点での地デジの宿命とのことです。デジタル放送は,デジタル故に膨大なデジタルデータを圧縮/伸張して放送していて,機器側でもデータ処理する必要があって,出力までに多少時間を要するようです。

それが現時点では2秒くらいで,将来的には機器の処理性能の向上で,この遅れ(ディレイ)がどんどん短くなるとのことですが,完全にはゼロにはならないようです。

で,問題なのは,先の時報の件です。やはりNHKではこのことを踏まえており,すでに地デジ放送では,時報の秒針映像が放送されていないのです。

このことを問題視して,「年末カウントダウンはどうなってしまうのか」なんて記事(掲載ページ)を書いている人もいました(まあこれについては,私としては少々あおり過ぎかなとも思います。これで記事が1本書けてよかったねなんて・・ちょっと失礼ですかね。ま,いいっか)。

それよりも,テレビで時報がなくなってしまうのが,少々寂しい気がします。

まとめます。私がここで言いたいのは,「寂しい気がする」ーー。ただそれだけのことです。だって,世紀の大イベントであるかのごとく扱われる「年末カウントダウン」って,本質的にいったい何の意味があるのでしょうか? 時刻って世界各国で異なるし(日付も),その一瞬が『世界における時代の切り替わりという,とっても貴重で,しかもユニークな時間』とはどうしても考えられないのです。

今日のブログ記事はそんな雑感でした。それにしても,このNHK時計,懐かしいナー!これに尽きます。