Saturday, April 08, 2006

「千円札は拾うな。」

千円札は拾うな。
安田 佳生著
サンマーク出版 (2006.1)

今日は週末なのになぜか7時に目が覚めてしまいました。昼ごろ恵比寿に出かけ,友達に会い代官山でランチ。午後はそのあたりのカフェでその友人の英会話教師を務め(無償でたまにやってます)その後帰宅。本を読んで過ごしました。「千円札は拾うな。」という本です。

なかなか読みやすく,珍しくスラスラと簡単に読み終えてしまいました。ガソリンスタンドで洗車やってもらってるときとか,録画しておいた,まああまり興味ないTV番組を再生したりしながらとか,そんな時間も使って一気に。

「千円札を拾うな」というのは,目の前に1000円札が落ちていて,それを拾っても果たしてそれが本当に価値のあることなのか。君はそんな事に注力するのではなく,その労力をもっと研ぎ澄ました集中力で独創的な発想を持って日々過ごせば,10万円でも,100万円でも稼げるのではないか,そんなことを提唱してる本です。1000円札を拾うというのは「残業代を稼ぐ」と同義とも示唆しています。そもそも1000円札を拾うことって何なのか?

事実,1000円札のすぐ横に1万円札が落ちてたら,誰もが1万円の方を拾う。実は世の中,それ以上のチャンスがゴロゴロ転がってる。それに気付かないのは,1000円札を拾うことがまあ結構徳と思っているからだ。そんな展開で始まる本です。

中には事例として挙げていることで共感できない部分もあるのですが,概ね考えさせられることを述べていると思いました。

企業経営者としての考え方,お金の使い方など,納得できる部分も多々あり。また生き残っていくためには「変化」が不可欠といことも意識化させられました。その点はなかなか深く,時間があったらもう一度じっくり読み返したい。そんな本でした。

ダーウィンの言葉にこんなものがあったというのを,大手企業経営者が引用してたのを思いだしました。

「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもなく、また弱いものが滅びるのでもない。 唯一生き残るのは変化できる者である」 ーー

こんなこと考えさせられる昨今です。この本に限ったことではないのですが,「変化」が重要なこと,やはり痛感させられます。

明日は,梅田望夫氏著「ウェブ進化論」を読みたいと思いますが,たぶん,時間ないかな。今週たまった仕事がそこそこあるので。。。それと新たな業務システムについてもあれこれ考えたいとも思ってます。ウォーキング/腕立て/腹筋しなければ。おっさんも結構いそがしいんです (-"-;)