Wednesday, September 06, 2006

米メディアも報道。堀江被告公判


堀江貴文ライブドア前社長の公判のことが海外のメディアでも報じられています。

例えば、The New York Timesの記事(写真)。
  • 「過去2年に渡り、その栄枯盛衰が日本人を魅了してきた、不作法な33歳のインターネット起業家。その堀江貴文は初公判で、自らの無罪を主張した・・・」
という文章で始まります。

この冒頭の文章のあとは、New York Timesらしくすべて、「Mr. Horie」としてるところがほかのメディア(InfoWorldの記事)と違うところ。
  • 「東京地裁における彼の登場は、O. J. Simpson裁判と同様に、人々に強い関心をもたらした」
と米国人になじみ深い前例を出して解説してます。
  • 「公の場でTシャツを着ることで、日本のコンサーバティブなビジネス慣習を冷笑してきたことで知られるMr. Horieは、黒のスーツと白いシャツ、青いネクタイを身に付けて出廷、自らの無罪を強く主張した」ーー。
こんな感じの文章が続き、そのあと、ライブドアのほかの元幹部が罪を認めていること。にもかかわらず堀江被告は断固として無罪を主張ていること。初公判の日の朝7時にはジムに行ったこと、昼食はウニとイクラのどんぶりだったこと、なんて情報も伝えてます。

また、少し前の日本における、堀江被告の担ぎ上げ方にも触れてます。
  • 「彼は当時、若者に元気と勇気を与える存在だった。小泉純一郎首相さえもMr. Horieの人気にあやかろうと、彼を衆院選に出馬させた。自民党幹部も当時は、彼を新しい日本のシンボルとしてたたえ、キャンペーンにいそしんだが、逮捕後は速やかに彼を切り捨てた」。
なんて文章で締めくくっています。いろいろと考えさせられてしまいますね。